紙風船の鉛筆デッサン|デッサンの描き方講座

紙風船のデッサンについての描き方の過程は、学生による鉛筆デッサン練習のドキュメントです。

デッサンと言う礎|デッサンの描き方と基礎

紙風船の鉛筆デッサン

デッサンの描き方講座|鉛筆デッサンの練習のドキュメント

紙風船-デッサンのモチーフ

紙風船のデッサンに取り組みます。右下に位置するのは“吹き戻し”というおもちゃです。

【サイズ】35.5×27cm
【材料】画用紙[HOLBEIN,DRAWING BOOK F5,No.30A-2,205g/㎡,R画用紙、中性紙、厚口]、鉛筆、練り消しゴム、プラスチック消しゴム、ティッシュペーパー、サッピツ、定規、はかり棒
【制作者】G.K


紙風船の鉛筆デッサン描き方過程1

■紙風船の鉛筆デッサン描き方過程1

定規を使いきっちりと中心点を測って、画用紙に補助線をひきました。


紙風船の鉛筆デッサン描き方過程2

■紙風船の鉛筆デッサン描き方過程2

実物よりも多少大きく紙風船を画面に入れています。

あまり、シンメトリーにならないようにモチーフに斜めの方向性を入れているようです。

“吹き戻し”を手前から奥へ向かって配置しているので、奥行きを出すことにうまく利用したいです。


紙風船の鉛筆デッサン描き方過程3

■紙風船の鉛筆デッサン描き方過程3

モチーフの形を正確に描くために縦横の比率をしっかり測りましょう。球体である紙風船は、所々で面の向きが変化する様子が、紙の折れ跡などで観察できます。その折れ跡などを利用して形を正確に描くようにしましょう。


紙風船の鉛筆デッサン描き方過程4

■紙風船の鉛筆デッサン描き方過程4

全体の雰囲気を出すことに力を入れているようです。


紙風船の鉛筆デッサン描き方過程5

■紙風船の鉛筆デッサン描き方過程5

なんとなく雰囲気が出てきていますが、紙風船独特の軽くて、光を透過するほど薄い柔らかな紙の質感には程遠い印象です。


紙風船の鉛筆デッサン描き方過程6

■紙風船の鉛筆デッサン描き方過程6

球体の立体感と紙風船の色彩(明度)を意識して描くようにしたいところです。

コツとしては、色彩(明度)を無視してでも一度球体の立体を表現してから、色彩(明度)の表現へ移行すると良いかもしれません。または、色彩(明度)のトーンのベースを先に描きこんだ後に、立体感を出す方法があると思います。通常、後者のベースをつくってから立体感やディテールの描写に移行するのが描きやすいのかもしれません。

この製作者は色彩(明度)のコントラストと立体表現を同時に描こうとしています。


紙風船の鉛筆デッサン描き方過程7

■紙風船の鉛筆デッサン描き方過程7

立体と色彩を同時に表現できることは、必ずしも効率が良いとは言えません。

ただ、どんな描き方であっても、陰影や形の変わり目である変化の強い所を意識して質感などをしっかり描くようにするべきでしょう。


紙風船の鉛筆デッサン描き方過程8

■紙風船の鉛筆デッサン描き方過程8

手を多く入れる描くべきポイントは、数多くあります。しっかり、自分なりに意識しながら描き進めましょう。

いくつか、重要なポイントを考えてみましょう。

まずは、紙風船に空気を入れる口は銀紙で光っていて特に目につく場所です。また、“吹き戻し”の手前と奥をうまく描き分けて、奥行きを感じさせるようにしたいです。“吹き戻し”の菱形の模様などは、紙風船とは違う質感でしっかり描きたい所です。また、紙風船の最も明るい所と暗い所、一番手前と回り込みなどは重要です。


紙風船の鉛筆デッサン描き方過程9

■紙風船の鉛筆デッサン描き方過程9

紙風船の色の境界は当然しっかり描かなければなりません。しかし、すべてを一様にしっかり描くと、平板な動きのないデッサンになってしまいます。

そこで、色の境界の中でも、変化が強い場所とそうでない場所との描き分けが必要です。例えば色の境界であり、形の変わり目はしっかり表現するべきポイントです。


紙風船の鉛筆デッサン描き方過程10

■紙風船の鉛筆デッサン描き方過程10

紙風船は光を透過するほど薄いので、その変化をしっかり観察して描いていきます。うまく表現できれば、紙の薄い質感や柔らかさに近づいていきます。

鉛筆を寝かせて描く箇所が多いようですが、塗り絵にならないように質感を描く意識をしっかり持ちましょう。時には鉛筆を立てて、形を決めるべき箇所はしっかり描きます。


紙風船の鉛筆デッサン描き方過程11

■紙風船の鉛筆デッサン描き方過程11

実際、手に持てばわかるように紙風船は軽く、ふにゃふにゃで、叩けば音を立てて割れてしまいます。その感覚はモチーフを観察していても伝わるのではないでしょうか!?

その感覚を描いているデッサンからも感じ取れるように全体の動きや光の変化を把握しながら、ポイントとなるディテールをしっかり描きましょう。


紙風船の鉛筆デッサン描き方過程12

■紙風船の鉛筆デッサン描き方過程12

制作者はこの辺りから紙風船の最も明るい場所を描き始めました。

この時点でまんべんなく描き進めていますが、全体的にモチーフと比べて色の足りない個所や描きこみが不足している部分が目立つので、それらに手を入れていきたいです。


紙風船の鉛筆デッサン描き方過程13

■紙風船の鉛筆デッサン描き方過程13

全体的に大まかに描いているようですが、この時点で、先ほどより変化がなく、色々と躊躇しているようです。

投影もあまり奥行きが感じられず、つぶれているので、鉛筆の使い方や描き分けなどで工夫が必要です。

背景の空間表現?も描き進めに邪魔な感じがするので、思い切って消しても良いのではないでしょうか!?


紙風船の鉛筆デッサン描き方過程14

■紙風船の鉛筆デッサン描き方過程14

制作者は一度、全体の動きを紙風船の折れ目をうまく利用しながら整理し、ディテールを更に描き進めました。

なんとなく紙風船の柔らかな感じが出てきたような気がします。光の透過する様子の表現はうまくいっていないようです。ただ、表面のテカテカした箇所は感じ取ることができます。


紙風船の鉛筆デッサン描き方過程15

■紙風船の鉛筆デッサン描き方過程15

最終的にこのような形でデッサンを終えました。

背景を修正することで個人的にはすっきりしました。更に色彩の明度を整えたので、紙の雰囲気は増しています。

もう少し、パリッとした表現があっても良かったかなと思います。ちょっとヌルッとしています。

>>>紙風船の鉛筆デッサン描き方過程【制作者の感想】

完成画像>>>紙風船の鉛筆デッサン


You Tubeに掲載中の動画で『靴の鉛筆デッサン』見る!

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