デッサンの練習内容を理解して描く|デッサン初心者の練習方法

デッサンの練習内容を理解すれば、合理的で論理的な造形の基礎能力とデッサン力を向上できます。

デッサンと言う礎|デッサンの描き方と基礎

デッサンの練習内容を理解して描く

デッサン初心者の練習方法|デッサンの描き方と基礎技法

漠然と描くのではなく、目的意識を持つ

初めてデッサンを描くとき、目の前のモチーフを画用紙に本物そっくりに描きたいと思うのは自然なことだと思います。

絵画を描くとき、一般的には小学生高学年の頃から写実的な絵を描きたい欲求が生まれ、中学生には対象を客観的に観察する能力が育ち、10代後半では説得力のある写実的絵画を描けるようになると考えられています。

しかし、絵画を描く能力や造形の基礎能力は、見えるように漠然と描くだけでは習得できません

大学受験や仕事などで必要となるデッサンは合理的で論理的な能力を必要とします。それは、あたかも言葉を習得することと同様のものです。

デッサンも言葉と同様に、意識を持って学んでいくことで効率的にデッサンを理解し駆使していくことを可能にします。

デッサンを言葉として捉えなおしてみる

このサイトではデッサンを理解するために、デッサンを言葉や言語[デッサン=言葉、言語]に例えて考えることがあります。

例えば日本語を聞く力、話す力、書く力を身につけるには、単語を覚え、言葉を組み立てる文法を覚えなければなりません。更に、あるテーマで話すためには、文を順序立てて構成する能力が必要になります。

これと同様に造形(絵画、彫刻、デザインなど)を見る力、作る力を身につけるには、造形の要素を理解し、それらを構成し組み立てる能力を養わなければなりません。そして、デッサンの練習がその能力を養う最良の方法の一つです。

[デッサンの要素=造形の要素]という図式を頭に入れておきましょう。そして、デッサンの要素を構成する能力は、造形の要素を構成する能力へ展開させてくれます。
[デッサンの要素を構成する能力=造形の要素を構成する能力]という図式もデッサンを学ぶ上で重要です。

デッサンを描くことで学べることが何か、すでに分かると思います。それは、造形の要素と、造形の要素を構成する能力です。

ここで明確にデッサンをするうえで、一つの目的が明確になりました。後はこれらを学んでいくことになりますが、要素を表現しながら構成していくことは難しく、すぐに思い通りに描けるようにはなりません。それは自分の思いを的確な言葉と論理で人に伝えることの難しさに似ています。

デッサンでのさまざまな要素や構成力を身につけるためには、人間の心理や生理も学ぶ必要があり、アートと関係がないと思われることが複雑に絡み合っています。そのようなことも徐々に身につけていくようにしましょう。

このように考えると非常にデッサンは奥深いものですが、デッサンを学ぶ理由や目的によってデッサンの要素や構成方法が異なるため、学ぶべきことは限定されていくでしょう。そのように考えたら、すべてのデッサンの要素や構成方法を学ぶ必要はありません。気楽な気持ちでデッサンを始めていきましょう。

デッサンを学ぶ理由や目的から、学ぶべき要素や構成方法はどのようなものか、次に考えてみたいと思います。

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