エスキースについて|デッサンとは何か

絵画作品の設計図であるエスキースでは、デッサン力が必要です。エスキースでデッサンの能力を活かす絵画の設計図について説明します。

デッサンと言う礎|デッサンの描き方と基礎

エスキースについて

デッサンとは何か|デッサンの描き方と基礎技法

初心者にとってのエスキース

デッサン初心者にとってエスキースと言われても、まったく理解できないでしょう。デッサンや絵画の作品を描くときエスキースを行うことが求められます。

それは、構図や明暗のコントラストなどをどのように描けば良いか模索することです。ここでは、デッサンや絵画の制作工程の一つであるエスキースについて学びましょう。

エスキースを描き留める

エスキースはデッサンの本制作や絵画作品を制作するための前段階として、着想、発想をクロッキー帳やスケッチブックなどに描き留めたり、構想を作成することです。

一般的にエスキースは、これから描こうとする作品のテーマに沿った色、形などの造形的手段を設定します。色彩や形態におけるバランス関係を確認することができ、全体の構図において表現したいものが実現できるかどうかなどを確認することができるでしょう。

エスキースはテーマのためのさまざまなパターンを構想して何枚も作成することが望まれます。作者によって費やされる時間も量も違いますが、設計図的な緻密なものから、全体の明度のバランスや色彩のバランスなどの大まかな部分だけをエスキースする場合もあります。

エスキースでの着想、構想の例1

例えば、『平和』というテーマで絵画を作成しようとする場合、さまざまな考え、インスピレーションがあるでしょう。それは、漠然としたイメージから具体的なものまでさまざまです。

具体的なものですと平和の象徴の「ハト」や「折鶴」、他にもアメリカ、自由の女神、ガンジー、ダイナマイト、ノーベル賞、宗教、オリンピック、国境、地球、ラブ&ピース、家族、戦争、飢餓…。そのような具体的なものからどのように『平和』をテーマとした作品を描いていくのか構想が始まります。

具象的にするべきか抽象的に描くべきかなど構成方法を決めていかなければなりませんし、色彩の設定や形態の配置など吟味していかなければならないでしょう。

それらの構想をクロッキー帳やスケッチブックなどへ描いていていきましょう。一度だけの構想で満足することなく、多くのアイディアを生み出し、更により良いものに膨らませます。

エスキースでの着想、構想の例2

色彩や明度、形態、マチエールなどのバランスだけをエスキースとして吟味し、それを作品として描き進める中で、インスピレーションによる何らかのイメージ、テーマを付け足して完成させるような場合もあり、その作成手段、方法は作者独自のもので絶対的なものはないといえます。

エスキースでの着想、構想の例3

静物画などを描く場合も、作品にする前にエスキースをすることがすすめられます。モチーフの配置や色彩計画、トリミングなど構成要素は数多くあります。テーマや考え方に沿った絵画の組み立て方を吟味することが必要でしょう。

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