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上の絵を見ていただくと、カラフルな絵画と、それを白黒にしたものです。色のついたほうを見ると青と緑を使った背景があり、その反対色に当たる赤を施したメインモチーフに当たる3人の人間があります。前面の3人に赤をうまく使って視線を集めています。
白黒の方を見ていただくと明度に注目をすると真ん中の人間を除いた2人の人間は背景との明度差がないことで背景に溶け込むことになってしまいます。だが、真ん中の人間にだけ明度を白に近づけることで視線を集めることに成功しているようです。
結果的に真ん中の人間に一番視線が行き、それを挟む2人の人間がそれを支えているようです。2人の明度が背景にマッチし、逆に背景の反対色をふんだんに使っていることで絶妙なバランスをつくっているようです。 |
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右の絵では明度の配分の美しさと、面の形状の美しさが際立っているようです。
特に細長い形を作り上げている黒は画面全体に動きを与え、その動きの中に見せたいモチーフを組み込んでいます。
また、黒と真ん中の白による明るさの差により中央にも目が行き、鳥の頭部に目を移すようにうまく画面を誘導しているようです。
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こちらの右の絵では、明度を先に構成して、その後に明度の構成を崩さないようにモチーフを入れているように見えます。顔であるにもかかわらず、頭部固有の明度を排除して、構成の要素の明度とその配分を意識し、崩さないようにしていることで、まだらな頭部が描き出されているように見えます。
もしそうならば、作者の狙いを持った明度の配分を維持しつつ、描きたいモチーフを描くことは、モチーフは副次的なものに過ぎないともいえるかもしれません。テーマを抜きにすれば、これを顔でなくかぼちゃにしても、大きな印象は変わらないでしょう。 |
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