配色計画|色彩デッサンのために

テーマや目的をしっかり設定して配色計画から色彩デッサンに取り組む

デッサンと言う礎|デッサンの描き方と基礎

配色計画

色彩デッサンのために|デッサンの描き方と基礎技法

同系色の配色

同系色の配色とは、ある色に白や黒を加えることで明度と彩度を調整し、配色することをいいます。例えば下にあるように色相YRに白と黒を加えることで図のように色が変化します。この範囲の色を利用して画面の配色をすることが同系色の配色といえます。

YR









9.5









9









8









7









6









5









4









3









2









1
14 12 10 8 6 4 2 1 0

利点として、他に色が加わらないため、まとまりやすい配色といえます。配色による主張は抑制され、画肌や構成の面白さに注意が注がれやすいでしょう。
一方、同系色の画面は統一感があり、落ち着いた画面ができるが、活気のない沈んだ画面に陥りやすいでしょう。

発展:同系色の純色、あるいは高彩度の色をどのように使用するのかは重要な配色になります。また、この同系色に対し反対色(色相環上でYRに対する反対にある色であるB)を巧みに取り入れることで画面にメリハリや活気が生まれやすいでしょう。

類似色の配色

マンセル表色系の色相環類似色の配色は、ある色相を配色するとき、隣りの色相も配色に取り入れます。 例えば10Yを配色する時、5Y、あるいは5GYのどちらか一方、あるいは両方の色を配色します。
類似色の範囲は研究者によって数値化されているが、その範囲にこだわる必要性はないでしょう。

この配色の利点は、同系色同様まとまりがよく、色相の幅があることで変化があり、色彩的に魅力があります。描きたいテーマや目的のための色彩計画が作品に相乗効果を与えるでしょう。
しかし、色相の幅が広がっても、単調な画面に陥りやすいともいえます。 逆に、使われる色相の量が同量だと、基点を失い画面に混乱が生まれます。その場合、基点となる色(基調色)をしっかり設定することが必要でしょう。

発展:中間色をつくる時、反対色を取り入れることで、抑揚のある色彩効果を生み、画面を引き締める効果を期待できます。同系色同様に使用される色相の純色、あるいは高彩度の色をどのように配色するのかが重要でしょう。

補色の配色

補色とは色相環上で、ある色相を基準とした時の反対の位置にある色相のことを指します。 例えば10Yを基準とした場合、10PBが補色です。
補色の配色は基本的に基調色である色相を設定して、その色の補色を取り込んで画面を構成させます。

”2つの色を混ぜたとき、灰色(無彩色)になる色を、互いに補色の関係にある”というように、この配色の利点は、お互いの色彩を弱め、容易に中間色を配色することができます。また、混色することなく隣り合わせることでお互いの色の性質を強調することもでき、さまざまに効果を発揮します。補色の関係にある色同士は、対立しあいながらも、ある目的やテーマによりまとまれば、力強い効果を生み出します。
しかし、基調色である色相を無視し、補色を不適切に使用するとバランスを失ったり、基調色と補色の関係が逆転し、まとまりのない不快な画面が生まれやすいともいえます。

発展:色相環上で反対に位置する色は純色の時、明度に差があることが分かります。この明度差と彩度のバランスをコントロールすることは容易なことではありません。バルールを意識し、あるテーマや目的をしっかり設定して配色に取り組むことは、色彩デッサンをする上では重要なことになります。
補色の配色では、単純に光と影の表現として配色することや、テーマにおけるポジティブな部分とネガティブな部分に使い分けて配色したり、その配色の方法自体が画面を活性化させる第一歩ともいえます。

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