デッサンと言う礎

木炭紙の使い方

木炭紙|デッサンの道具

木炭紙とは

木炭紙は木炭デッサンで使われる紙です。木炭は通常の画用紙では定着しにくく、紙の表面が凹凸に加工されている木炭紙を使用することで、木炭デッサンでの表現を可能にさせます。

木炭紙の特徴

木炭紙は、基本的に木炭デッサン用に作られた紙ですが、鉛筆やチャコールペンシルなどとの併用が可能です。

木炭紙はザラザラとしていて、規則的に筋状に並んだ凸凹の表面になっています。その表面の凹凸に木炭で描写すると、木炭の粒子が入り込み豊かな表現を実現させてくれます。

木炭紙は一般的に、MBM(アルシュ社製)、CANSON(キャンソン社製)、アトリエ(ミューズ社製)が使われています。よく使用されるのはMBM木炭紙です。

木炭紙の特徴と専用紙としての条件

  1. 凹凸状の紙肌で木炭ののりが良い。
  2. 目つぶれ、毛羽立ち、裂けがない。
  3. 木炭による描画とともにチャコールペンシルや鉛筆の併用ができる。

木炭紙の種類

■MBM木炭紙

MBM木炭紙(中性紙) はアルシュ社製で最高級木炭紙です。日本では一番需要のある木炭紙だと思います。

絵具やパステル、チャコールペンシル、鉛筆ののりも良く、木炭紙の条件を最高水準で満たしています。

他にも木炭紙のメーカーはありますがMBMの厚口木炭紙が一番多く使われています。たまに、販売店での取り扱い方によって、目がつぶれてしまっているものがあるので要注意です。
一枚の値段が300円前後もする最高級紙です。

サイズと厚さは下記のとおりです。
斤量/寸法:
105g/木炭紙判(500mm×650mm)【厚口】
130g/木炭紙判(500mm×650mm)【特厚口】
130g/大  判(650mm×1000mm)
斤量は、1平方メートルあたりの紙一枚の重量です。

■キャンソン木炭紙

キャンソン木炭紙(中性紙) はフランスのキャンソン社製高級木炭紙です。

ナチュラルホワイト色をしていて、紙の表面の凹凸は規則的で、紙肌は強く弾力性に富んでいます。木炭ののりが良く、目つぶれ、毛羽立ちが出ず、練消しゴムの使用に適しています。
1枚の値段が200円前後する高級木炭紙です。

サイズと厚さは下記のとおりです。
斤量/寸法:
100g/木炭紙判(500mm×650mm)
125g/木炭紙判(500mm×650mm)
斤量は、1平方メートルあたりの紙一枚の重量です。

■アトリエ木炭紙の紹介

アトリエ木炭紙は日本の製紙メーカーのミューズ社が製造している国産木炭紙です。

薄いクリーム色をしていて、紙の表面の凹凸は、荒目の紙肌を持つ高級木炭紙です。木炭ののりが良く、目つぶれ、毛羽立ち、裂けがありません。
1枚の値段が100円前後する高級木炭紙です。

サイズと厚さは下記のとおりです。
斤量/寸法:
107g/木炭紙判(500mm×650mm)
斤量は、1平方メートルあたりの紙一枚の重量です。

木炭紙の使い方

木炭デッサンでは、カルトンを土台にして、新聞紙を4,5枚下敷きにするか、要らなくなった木炭紙を3,4枚下敷きにしてから、描かれる木炭紙をのせ、クリップや画鋲で固定して描きます。

木炭紙と木炭で描かれるデッサンの魅力は奥が深いものです。その豊かな表現を引き出すには、木炭紙の凹凸を活かした描き方を研究することが必要になります。それと同時に木炭の性質を研究することも必要です。

木炭紙の凹凸をつぶすとデッサンの可能性をせばめてしまうので、注意しなければなりません。しかし、消極的になりすぎると木炭デッサンの魅力を引き出すことができません。意外と木炭紙は強い紙なので、大胆な描画方法を行って、木炭紙の強度の限界、表現の限界を研究することは必要です。

木炭デッサンはよく油絵を描く描画方法に似ているといわれていて、木炭で描写するだけでなく、木炭紙にのせた木炭を消したり、刷り込んだりすることで、豊かな表現を描写することができます。

消し具には、布や練り消しゴム、プラスチック消しゴム、食パンなどが使用できます。刷り込む作業では、布やサッピツ、指などを使います。

制作された木炭デッサンは定着力が弱いので、しっかり保存するために、フィクサチーフ(定着液)をかける必要があります。

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