デッサンと言う礎 | デッサンの描き方と基礎技法 デッサンと言う礎 | デッサンの描き方と基礎技法

明度のコントラストを考える上で参考になる本

古典技法の明暗法を理解できる『アトリエのドローイング』と現代絵画の明暗のコントラストを理解できる『泥棒美術学校』は明度とコントラストだけでなく、絵画の制作手法を深く理解できます。

アトリエのドローイング

アトリエのドローイング

初級 中級 上級
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受験用 一般用 研究用

この本は副題に『古典に学ぶリアリズム絵画の基本技法』と記されていて、古典的な絵画を学ぶ人のために書かれた参考書です。初めて絵画を学ぶ人には少しハードルが高い内容かもしれませんが、是非読んでほしいと思います。

内容はルネサンス以後から研究されてきている絵画の技法で、写実的絵画を描くための形の取り方から絵画の構成手法まで余すところなく解説されています。

明度とコントラストについても深く学べるうえ、明暗法(キアロスクーロ)の原理から光や陰影の表現手法まで解説しているので、一度は読んでおきたい一冊です。

内容紹介

ドローイングの実践レッスン - 本質を描く

ミケランジェロ、ダ・ヴィンチ、ルーベンス、フェルメールの時代から現代まで、アトリエ(工房)に伝えられてきた、古典技法を学ぶ、ドローイングの入門書。

優れた現代アーティストであり、著作者のジュリエット・アリスティデスが、時によって磨きあげられた理論と技法に基づき、現代的なドローイングの過程を分析し、説明します。また、制作過程の理解とドローイングの制作に必要な要素や周辺知識についても取り上げます。

各章は、1. ラインの性質、2. 観察と計測、3. 2次元形状の把握、4. 3次元形状の把握、5. 明暗を生かした構図、6. 陰影付け、
の順に進みます。1つずつ、ゆっくりと概念を理解することで、誰にでも描くことができるようになります。

内容(「BOOK」データベースより)

古くからアトリエで伝えられてきた古典技法を学ぶ、ドローイングの入門書です。優れた現代アーティストの著者ジュリエット・アリスティデスが、時によって磨きあげられた理論と技法に基づき、現代的なドローイングの過程を分析し、説明します。また、制作過程の理解とドローイングの制作に必要な要素や周辺知識についても取り上げます。イタリアのフィレンツェで撮影された美しい映像が付属(ダウンロード)。レッスンを動画で見ることで、学習内容の理解が進みます。

泥棒美術学校

泥棒美術学校

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この本では画壇で活躍する佐々木豊氏(以後敬称略)が初心者から上級者までわかりやすく現代的な絵画の描き方ついて解説しています。

内容は、題名から想像されるように、美術学校で学んでいるような感じがします。佐々木豊は日本の現代絵画では著名な画家で、現代的な絵画の構成手法を理解するうえで参考になります。

明度のコントラストについては多くのページは割かれていませんが、明度によるコントラストが作品へ与える影響力について独自の視点から語っています。

また、佐々木豊は展覧会の審査を数多く行っているので、展覧会へ出品する人にはおススメしたい一冊です。

    目次
  • 第1章 人はどのようにして絵描きになるか
  • 第2章 何を描くか
  • 第3章 イメージの盗み方
  • 第4章 どのように組み立てるか
  • 第5章 色彩の喜び
  • 第6章 絵肌の魅力
  • 第7章 大作の描き方
  • 第8章 特徴のある絵の描き方
  • 第9章 絵画修行4つの「なぜ」

【レビュー】
内容(「BOOK」データベースより) 現代洋画壇の鬼才、佐々木豊が絵画制作方法を初公開。 モチーフ選びから構図の決め方、色彩、マチエール、 展覧会必勝法まで。自らの経験に基づいた実践に役立つ佐々木流絵画技法指南。


初級…初級者、初心者にオススメの本
中級…中級者、絵画制作を的確に進めたい人にオススメの本
上級…上級者、自分独自の絵画を確立したい人にオススメの本
オススメ…"最初の一冊に"オススメの本
定番…"このことならこれ"定番の本
人気…"わかりやすい"人気の本
受験用…美大芸大受験で役に立つ本
一般用…一般の人に多く読まれている本
研究用…専門的に研究するための本

デッサンの描き方と基礎技法-目次