デッサンと言う礎

図と地|形の生理現象と心理学

図と地から感じ取れる心理作用や生理的現象を絵画に応用する

図と地

図と地は主従関係にある

【図1】
図と地-THEATER-

図は文字やもの、形があり、地はその背景と考えることができます。図を認識している時、地の認識は弱くなります。図と地は主従関係にあります。
【図1】の黒い部分を図として強く認識する時、形の総合的な意味内容を判読しようとしても困難でしょう。この【図1】を白抜きの文字として認識しようとすれば容易に判読できます。

【図2】
図と地-ルビンの壷-

【図2】は「ルビンの壷」といわれる図です。図と地の逆転現象が起こりやすい典型的なものです。白い壷を認識している時は灰色の背景は地になりますが、人物が向かい合っていることを認識する時は白色が背景に反転します。
この図は認識の仕方によって、まったく違うものを読み取ってしまう典型的な図です。また、図になるものや形を描こうとする時、背景になる地の境界も同時に描いていることがわかり、背景の形を意識することが重要なことがわかると思います。

参考

トリミングから構図へ

図と地の性質と特徴

  1. 図は形はあるが、地には形がない。
  2. 図と地の境界は、図の輪郭になる。地は輪郭を持たない。
  3. 図は手前に出てきて、地は背後にあって広がりをもつ。
  4. 図は実在感があるが、地は漠然としていて実態がつかみにくい
  5. 図は表面があり抵抗があるように見えるが、地はそのようには見えずやわらかで空虚である。

図になりやすい条件

【ケース1】

面積が狭い部分のほうが広い部分のよりも図になりやすい。

図と地の条件1


【ケース2】

上図に似ているが狭い部分の形が閉じていないのが特徴。
この場合、 形が閉じているほうが、閉じていないほうよりも図になりやすい。

図と地の条件2


【ケース3】

等間隔で区切られた形が8つありますが、この場合、水平垂直にある4つの形が図になりやすいです。
面積が変われば【ケース1】の通りに図と地は変化するでしょう。

図と地の条件3


【ケース4】

この図の場合、同じ幅を持つ形が図になりやすいです。

図と地の条件4

  1. 図と地
  2. 群化
  3. 形態の錯覚と錯視効果
  4. 明度の錯覚と錯視効果
  5. 色彩の錯覚と錯視効果
  6. 恒常性
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