デッサンと言う礎 | デッサンの描き方と基礎技法 デッサンと言う礎 | デッサンの描き方と基礎技法

音楽を聴きながら右脳でデッサンする

音楽を聴きながらデッサンやドローイングを描くことで右脳が解放され、理論よりも感性や感覚を優位にしたデッサンへ近づくことができます。

このページの目次

  1. 好きな音楽を聴きながら描く

音楽を聴きながら描く

ここでは、音楽を聴きながら絵を描いてみることにチャレンジしてほしいと思います。この作業に没頭するために好きな音楽を用意してください。

模造紙に自由に描いたのと同様に、具体的な対象(モチーフ)はありませんが、音楽を聴くことで感じる色や形を自由な画材で描いてみてください。

はじめは音楽に合わせた動きに重点を置くと良いと思います。

▼用意するもの▼


  • 用紙:ロール状の紙、またはA4サイズくらいの用紙を数枚。
  • 描くもの:鉛筆、ペン、筆など、なんでもいいです。
  • のり:用紙を付け足すために使います。
  • 音楽:普段聴いているお気に入りの音楽を流せるようにしてください。

▼準備▼


  1. 用紙の形状は自由ですが、最初は用紙を横長にしてみてください。ロール紙以外なら、紙を横長に4,5枚のりでつなげてください。150センチ程の長さがあると良いと思います。
  2. 用紙を横長にテーブルに置きます。
  3. 後は、音楽を流す準備をしてください。
  4. 音楽を流しながら、描きやすい方向へ(右利きは通常左から右へ)描いてみましょう。端から端までいきましたら、また、元に戻り続けて描いてみてください。

▼描くにあたって▼


実際に描き始める前に、音楽を流してみてください。 そして、リズムや色、感じられるイメージを体感してください。その感じられるリズム、スピードなど描き出せるものを表現してみてください。

描き始めたら、自然に感じられることを描画材へ運ぶようにしてみてください。それが慣れてきたら音楽から感じられる色彩と形を動きに融合させてみたり、色々と試してみてほしいです。

音楽があまりにも短いようでしたら、リピートしてください。逆に用紙が足りないようでしたら、用紙を付け足して幅や高さを広げてみると良いとおもいます。紙の大きさも自分で必要な形状へ変更していきましょう。

終了するタイミングは、一通り紙に描いた時点で一度描くのをやめて鑑賞するようにしましょう。

そして、再度、同じように初めから取り組んでみてください。

このような自由な絵の表現手法は描くことの動機や衝動が自己の内面に潜んでいることを気付かせてくれます。そして、この表現手法から見える感覚は自分が絵を描く源泉ともいえる重要なものと考えます。

今後、論理的な絵やデッサンの描き方を獲得するのと同時に、このような表現手法の開発も同時に進めていくと良いと思います。

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