TikTokは使えなくなるのか!?中国アプリTikTokと米国アプリTRILLERのゆくえ
公開日:2020年8月2日
TikTokを運営している中国企業が、TikTok利用者の個人情報を中国政府へ流出させる懸念があることから、ここ最近TikTokの使用を制限する動きが世界的に活発になっています。インドではすでにTikTokを含めた中国企業のアプリの使用を禁止しています。
TikTokの運営会社は声明を出し、個人情報を中国政府などに渡すことはないと主張しています。しかし中国の国家情報法を考慮すれば、情報流出の懸念を拭い去ることは簡単ではありません。
日本は米国におけるTikTokの締め出しに関する議論が波及し、一部自民党議員から米国に同調する声が上がり始めています。
米国ではマイクロソフトとTikTokの運営会社バイトダンスによるTikTokの買収に向けた交渉が保留され、今後の動向がさらに注目されています。
TikTokで配信するクリエイターの対処
TikTokですでに人気を集めているクリエイターは、TikTokが使用停止になれば創作活動の場所を失うので早めの対処が必要です。
クリエイターはTikTokの代替アプリケーションへの移行や、同時運用でTikTokの利用停止に備える必要があります。そこで、Instagram(Reels)、TRILLER、Dubsmashなどショートビデオを制作し配信するアプリケーションが注目されています。
Instagram Reels デモ動画
インドで中国企業のアプリケーションが禁止になったときに最も注目されたのがInstagramのReelsです。ReelsはTikTokによく似ていて、15秒間の短いビデオの制作を可能にしているようです。下記にある動画はReelsのデモ動画です。参考にしてみてください。
TRILLER(トリラー)
TikTokの最大のライバルとして挙げられるのが米国企業によって運営される音楽主体の短編動画ソーシャルメディアプラットフォーム「TRILLER」です。日本においても株式会社ディー・エル・イーが、「TRILLER」を運営するTriller, Inc.に対し投資を目的としたファンドを2020年7月1日に設立しています。