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フェルメールと17世紀オランダ絵画展 - 2022年4月3日(日)まで開催

掲載日:2022年2月14日

『フェルメールと17世紀オランダ絵画展』が東京都美術館で2022年2月10日(木)~4月3日(日)まで開催しています。

注目される絵画はヨハネス・フェルメールの修復された《窓辺で手紙を読む女》です。

作品リストを見る限りフェルメールの作品はこの作品のみですが、他にも注目するべきオランダ・バロックを代表する画家の作品が数多く掲載されていました。

個人的に注目したい画家はレンブラントとフランス・ハルスで、この二人とフェルメールを合わせてオランダ・バロック3大巨匠と呼ばれることがあります。

レンブラントは1点、フランス・ハルスは2点の作品が展示されるようです。どれも大きな作品ではないので、接近して見るのは容易ではないですが、遠くから見て満足することなく、画肌が分かるくらいまで接近して見たい作品です。

なぜなら、バロック絵画特有の厚塗りで描かれた絵画様式をレンブラントとフランス・ハルスからは感じ取ることができるからです。

この二人の絵画とフェルメールの絵画の相違などから、同時代における絵画制作の手法や様式、特徴を体感して理解できると思います。

以下は公式サイトから引用した展覧会の概要です。

ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展

2022年2月10日(木)~4月3日(日)

17世紀オランダを代表する画家ヨハネス・フェルメールの《窓辺で手紙を読む女》は、窓から差し込む光の表現、室内で手紙を読む女性像など、フェルメールが自身のスタイルを確立したといわれる初期の傑作です。1979年のX線調査で壁面にキューピッドが描かれた画中画が塗り潰されていることが判明、長年、その絵はフェルメール自身が消したと考えられてきました。しかし、その画中画はフェルメールの死後、何者かにより消されていたという最新の調査結果が、2019年に発表されました。
本展では、大規模な修復プロジェクトによってキューピッドの画中画が現れ、フェルメールが描いた当初の姿となった《窓辺で手紙を読む女》を、所蔵館であるドレスデン国立古典絵画館でのお披露目に次いで公開します。所蔵館以外での公開は、世界初となります。加えて、同館が所蔵するレンブラント、メツー、ファン・ライスダールなどオランダ絵画の黄金期を彩る珠玉の名品約70点も展示します。


東京都美術館 - ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展より引用】

ヨハネス・フェルメール《窓辺で手紙を読む女》(修復前)1657-1659年頃
ヨハネス・フェルメール《窓辺で手紙を読む女》(修復前)1657-1659年頃


ヨハネス・フェルメール《窓辺で手紙を読む女》(修復後)1657-1659年頃
ヨハネス・フェルメール《窓辺で手紙を読む女》(修復後)1657-1659年頃

83 cm × 64.5 cm,キャンバスに油彩,
© Gemäldegalerie Alte Meister, Staatliche Kunstsammlungen Dresden

《窓辺で手紙を読む女》参考動画

《窓辺で手紙を読む女》のワニスの除去動画

『ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展』内覧会

フェルメールと17世紀オランダ絵画展 関連サイト