デッサン講座をはじめるにあたって
デッサンを描く過程を見ることはとても勉強になることです。
しかし、その描き方を真似ることは、あまり感心できるものではありません。デッサンの描き方や絵画のスタイルといったものは人それぞれ違うもので、“こう描かなければだめ”といったものではないと思います。
そして、自分のスタイルを確立し、認めてもらうためには、やりきることが必要でしょう。途中であきらめず、失敗しても最期まで押し通す勇気のようなものが必要だと思っています。
鉛筆デッサンや木炭デッサンなどには多くの技法やセオリーというものがあります。セオリーの中には矛盾しているようですが“セオリーを無視して描こう”という考え方も含まれています。基本的な描き方を無視し、超越した表現をしよう!という思いがそこにはあります。
デッサンを描く中で大切なこと
描き方やセオリー以上に大切なことは何なのでしょうか?
本来、絵画を制作するとき、描きたい衝動や、描く目的があるでしょう。デッサンをするときもこのことは同じことです。もし、デッサンは技法やセオリーを学ぶためのもので作品ではないという考え方があれば、できる限りその考えはやめた方がいいでしょう。
デッサンをするとき、本来持っているテーマや描きたいと思えるモチーフの良さや魅力をどのようにして見る人に伝えることができるのか考えることは重要です。また、描くモチーフが描きたいものと違っていても、描きたかったものとして置き換えて考えることも一つの考え方でしょう。中には抽象的表現の中の一部分としてモチーフを取り入れる場合もあります。
この“デッサン講座”の中では、描く過程も重要なのですが、意識の変遷に注意してほしいと思います。
立体感を出すことや鉛筆の使い方は初心者は特に気になることですが、制作者が何を見せたいのか?そのために何をして、何をしないのか?などを考えることも大切です。
デッサン講座の内容
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