デッサンと言う礎

鉛筆デッサン-りんご|デッサン描き方講座

学生が描いた鉛筆デッサンの解説

鉛筆デッサン-りんご

モチーフと画材

りんごのデッサンに取り組みます。

りんごはご存知の通り球体です。ただ、なだらかな形状ではありますが、ゴツゴツとして形態の変化が独特です。また、色彩は赤く明度が非常に暗い上に、ところどころ黄色く明度が明るい部分が混じっています。また、ヘタの凹みの表現やリンゴの皮の特有の模様などの表現など描くべき部位は多いモチーフです。

このような特徴をすべて表現するのは非常に困難なため、球体のモチーフとしては非常にやりがいがあります。

このモチーフに取り組む際は、すべてを表現するよりも、自分なりにモチーフから引き出す表現の狙いを決めると良いかもしれません。

【サイズ】22.5×30.5cm
【材料】画用紙[maruman,SOHO SERIES,SOHO100,80sheets]、鉛筆、練り消しゴム、プラスチック消しゴム、ティッシュペーパー、サッピツ
【制作者】G.K


制作過程

■りんごの鉛筆デッサン描き方過程1

りんごの鉛筆デッサン描き方過程1

画用紙に定規を使って正確に中心点をつくりました。

りんご一つを描くため、画面の真ん中に、しっかり配置しようとしています。


■りんごの鉛筆デッサン描き方過程2

りんごの鉛筆デッサン描き方過程2

実際のりんごよりも多少大きめに描いていくようです。

単体のモチーフを描く場合は、実物大か多少大きめに描くことが多いです。


■りんごの鉛筆デッサン描き方過程3

りんごの鉛筆デッサン描き方過程3

りんごの面の変わり目を目安に線を描写して面を表現していっています。このように面を表現することでりんごを立体的に把握しやすくなるでしょう。

いきなり陰影を描いていくよりは、デッサンの作業としてはオーソドックスな描き方かもしれません。描く狙いによっては面を表現することに囚われない描き方も必要と思われます。


■りんごの鉛筆デッサン描き方過程4

りんごの鉛筆デッサン描き方過程4

陰影を表現していきます。

この時、光の方向を意識し、リンゴの形状の変化をしっかり観察して描いていかなければなりません。

光でできる陰影とリンゴの固有色を見極めていきましょう。


■りんごの鉛筆デッサン描き方過程5

りんごの鉛筆デッサン描き方過程5

陰影と固有色の変化を同時に描けることはある意味理想的です。

しかし、それは難しいことで、まず、陰影の変化の要素に絞って表現していけることが、デッサンを容易に表現するうえで重要なことです。その後にリンゴの固有色の変化を表現するようにすると良いかもしれません。

今回のデッサンでは、明らかに陰影とリンゴの固有色の変化を混同してしまい混乱が起きています。


■りんごの鉛筆デッサン描き方過程6

りんごの鉛筆デッサン描き方過程6

先ほどの流れのまま描き進めながら、ヘタや形が変化するポイントを主に描き進めています。


■りんごの鉛筆デッサン描き方過程7

りんごの鉛筆デッサン描き方過程7

最終的に、このようなデッサンで終了しました。

最後まで陰影とリンゴの固有色との表現がうまくいきませんでした。

リンゴの形状の変化をしっかり表現することが今回先決で、その後にリンゴのディテールや固有色、模様などを適材適所で表現し、ある程度省略する表現などをするとリンゴらしさが表現できたかもしれません。

また、影法師の表現も一様になっていてイマイチです。



You Tubeに掲載中の動画で『りんごの鉛筆デッサン』見る!

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