四角錐-鉛筆デッサン描き方
四角錐の鉛筆デッサンは、デッサンの練習のドキュメントです。四角錐のデッサンの制作過程を参考にして独自の描き方を模索しましょう。
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四角錐-鉛筆デッサン［YouTube動画］
四角錐のデッサンの動画と共に、このページのデッサン制作過程の解説も参考にしてください。
モチーフの四角錐と画材
【サイズ】28×35.5cm
【材料】画用紙[maruman,SOHO SERIES,SOHO200,80sheets]、鉛筆、練り消しゴム、プラスチック消しゴム、ティッシュペーパー、サッピツ
四角錐の透視図法を理解していない人は下記のページをご覧ください。
四角錐-鉛筆デッサン描き方・制作過程２時間
四角錐-鉛筆デッサン描き方・制作過程1…２０分経過
画用紙に十字を引いて、画用紙の中心点を割り出して描き始めています。
四角錐は中央よりやや下に配置し、実物よりも2倍ほど大きく描いています。
モチーフはできる限り大きいものを用意して描くことをおススメします。
２０分経過後は上図のようになりましたが、その時の意識は以下のようになります。
画面へ配置するとき、赤い線のように立方体全体の縦と横の比率をはかり棒で計測し、同じ比率になるように画用紙に描いていきます。
この四角錐のモチーフは先端が欠けているので、オレンジ色のように先端をつけ足して比率をはかるようにします。
赤い線のように縦と横の比率が決定したら、一点透視図法によって生じる消失点へ向かう青い線を引いていきます。
形を正確に決める最後のポイントとしては、四角推の底面の高さの比率を決定することです。緑色の底面の高さが、四角錐全体の赤線の高さに対してどれだけの比率か、はかり棒ではかり決定しましょう。
四角錐の形が決定したら、光を意識して陰影を描いていきます。
四角錐-鉛筆デッサン描き方・制作過程2…４０分経過
陰影を描きながら、四角錐の固有色も同時に描くようにします。
線は直線的に、モチーフの面に沿うように描いています。
四角錐-鉛筆デッサン描き方・制作過程3…１時間経過
陰影は実物よりも暗くならないように描いていき、質感などを描きこむためのベースをつくっていきます。
ベースができたら木目を描いて質感を表現していきます。
四角錐-鉛筆デッサン描き方・制作過程4…１時間２０分経過
四角錐だけでなく投影や背景などの画面全体の陰影も描写していき、空間を調整します。
四角錐-鉛筆デッサン描き方・制作過程5…１時間４０分経過
質感は特に四角錐の手前をしっかり描きこみます。
手前をしっかり描いたら、奥もしっかり描きましょう。
この四角錐のモチーフでは、赤い円で囲んだ角をしっかり描き、それに呼応する緑の円で囲んだ奥の角を描いていきます。
初心者は緑色の角をあいまいにして弱めて描くことが多いのですが、立体の存在感を示すためしっかり描いてください。
また、上図のように角から角へ動きが伴うように描く意識を持ちましょう。
四角錐-鉛筆デッサン描き方・制作過程6…２時間経過
初心者は、立体感がうまく表現できないと、必要以上にコントラストを強調してしまいますが、実物の陰影の印象を逸脱しないように描くようにしましょう。
デッサンは描き進めるうちに形が変化するので、透視図法で設定した消失点へ底面の辺が収束しているか常にチェックしてください。
このデッサンでは最終段階で、縦と横の比率の違いで形がくるっていることが分かりました。
時間がないのでそのまま描き切って終了しています。
小さいモチーフを描くと比率を取るのが難しいので、できるだけ大きなモチーフを用意して描きましょう。
【終了画像】>>>四角錐-鉛筆デッサン