抽象的な視点から|平面構成のヒント2 明度の量…|デッサンの基礎技法・描き方

デッサンと言う礎-デッサンの基礎技法、描き方

抽象的な視点から-平面構成のヒント2 明度の量…

デッサン基礎技法・描き方
平面構成のヒント2 抽象的な視点から図1 平面構成のヒント2 抽象的な視点から図2

さて、明度の幅や量によって、見る人に与える印象は数多くあることが分かったと思います。そこで、もう少し明度に焦点を当てて踏み込んで考えてみたいと思います。
大きな3つの明度の量はそれぞれに、画面上で離れて存在したり、固まって存在したり、様々です。時には水玉のように群れになって塊を形成するかもしれません。そういったことで人に与える印象の幅は広がっていくでしょう。

ここでは、描くモチーフが決まっていても、それを考慮しないことにしましょう。どのような印象を与え、いかにテーマに近づけることができるかだけを考え、明度の幅を意識して考えたいと思います。

上の2枚の絵を見ていただくと、非常に抽象的なものであることが分かります。当然、具体的なものがないわけで、人それぞれ、色んなものとして映るでしょう。また、それ以上にどんな印象、感情が起こるのかを考えてみてください。テクスチュアが気になる方は、目を細めることでより明度のみを実感できるでしょう。
左の絵では中間色が多く使われています。その中心に明度差の大きい黒と白を配置しインパクトのある見せ場をつくっています。
右の絵では中間色の地を2つに大きく分けていて、その上を細長い黒い線上のものがうごめいていて、全体的に暗くはあるものの、黒をうまく使っていることでインパクトがあります。

右の絵では黒を所々に、はめ込むようにして、独特な塊を前面に押し出しています。これは黒の濃さにより実現しているようです。黒の微妙な濃さにより画面全体に動きを与えているようです。白と中間色の関係は焦点を与え塊を強調したい所にうまく配分をはかっているようです。 平面構成のヒント2 抽象的な視点から図3
右の絵では、全体を白と、白に近い灰で構成しています。その中にポイントとしての黒を離れた距離に配置することで広がりと動きをつくっていて独特の空間を生み出しています。この絵を見ると複雑さが画面をつくり上げるのではないことがわかります。単純さの中にも、テーマ、コンセプトがあることで狙いを見るものに印象付けることができることが大事なことだとわかります。 平面構成のヒント2 抽象的な視点から図4
INDEX
■Page01… 明度の量を考える
■Page02… 抽象的な視点から
■Page03… 作品を鑑賞して
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