ドラフティングテープ | デッサンで使うドラフティングテープの使い方と特徴

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ドラフティングテープとは

ドラフティングテープは製図やデザインで使用される粘着力の弱いテープで、主に紙類の仮止めに使用されます。例えば製図用紙を製図版へ固定したり、デザインのレイアウトを固定する際に利用されます。デッサンではマスキングテープとして使用し、描かない部分を保護することができます。

見かけはマスキングテープと同じ形状ですが、粘着力はドラフティングテープのほうが弱いので、紙を傷めずに剥がすことができます。

剥がそうと思えばすぐに剥がすことができるうえ、仮作業をするだけの定着力があるので愛用する人が多くいます。

出典：Amazon

ドラフティングテープの幅はメーカーによって違いがあると思いますが、3Mスコッチのドラフティングテープには12mm、18mm、24mmの商品があります。

デッサンでは主に、転写に使うトレーシングペーパーの固定や、画面のマスキングにドラフティングテープは利用されます。マスキングとは描きたくない部分を覆い隠すことです。

たとえば、街並み描くときにパースを活かしたマスキングを施し、エッジの効いた陰影を素早く描くことができます。それらを一度ではなく何重にも行えば、思いがけない効果が画面に生まれます。

木炭デッサンでは、ドラフティングテープでマスキングした画面に、木炭を横にして幅広く描写すれば、通常では描けない表現ができます。

鉛筆や木炭などの粉が付着して画面に定着しにくくなることが弱点ですが、描写した部分を除去する目的で使用すれば表現の幅を広げることもできます。

また粉状や液状の描画材などと併せて使用することで、さまざまな表現が可能です。