デッサンと言う礎 | デッサンの描き方と基礎技法 デッサンと言う礎 | デッサンの描き方と基礎技法

エタノール | デッサンで使うエタノールの使い方と特徴

エタノールとは

エタノール=ethanolはアルコール類の一種で、毒性は無く麻酔性があります。アルコール類の中で、最も身近に使われる物質の1つです。

揮発性が強く、医療などで殺菌・消毒に使われたり、燃料として利用されています。別名は『エチルアルコール』『酒精(酒類の主成分)』とも呼ばれます。

引火点は13℃と引火しやすいので、火や熱のある場所を避けて、換気をして使用しなければなりません。

エタノールに似たものでメタノール(メチルアルコール)がありますが、毒性があるので使用してはいけません。

デッサンでのエタノールの使い方

エタノールはデッサンで思いがけない質感を生み出すために使用される素材です。通常デッサンでエタノールを使用することはありませんが、感覚や感性を養うことができます。

その使い方は、エタノールに木炭粉鉛筆粉を混ぜ、画用紙にかける方法です。そうすると思いもよらない模様が浮かび上がります。

この浮かび上がったテクスチュアを質感表現などに応用することが出来ます。しかし、これは技法として利用するよりも、あくまでも感覚を養う一つの方法として利用していただきたいと思います。

ここで得た感覚と歓声でエタノールの力を借りずにデッサンや絵画を描けるようになることが大事です。油画や水彩画、アクリル画などのテクスチュアなどの表現に活用していくようにしましょう。

エタノールの商品はたくさんありますが、デッサンではエタノール(C2H6O)の含有量が99%以上含まれている物を使用します。エタノールは水溶ですが水で薄めて画用紙に使用すると画面が傷む要因になります。

注意:無水エタノールは基本的にデッサンを描くための商品ではないため、扱い方には注意が必要です。販売元で扱い方や注意事項を確認の上、自己責任でご利用ください。

エタノール使用上の注意事項

無水エタノールの特徴

無水エタノールP 500ml
出典:Amazon

【組成】

エタノール(C2H6O)99.5vol%を含有。無色透明の液体。

【使用上の注意】

●引火しやすいので、火気の近くでは使用しないで下さい。
●電化製品(樹脂製品等も含む)に使用させる場合には、その商品の説明書きをよく読んでから使用して下さい。
●用途以外には使用しないで下さい。
●一度に大量に使用しないで下さい。
●みだりに加熱、加減圧したり噴霧、蒸発させないで下さい。
●使用する場合は、こぼしたり、又は、飛散しないように注意して下さい。
●目、その他粘膜等に触れないよう注意して下さい。
●飲んではいけません。
●シミ、変色の原因となりますので、家具・床(ワックス掛けを含む)などの白木、桐、ニス、ラッカー塗装品などに使用しないで下さい。
●直射日光の当たらない涼しいところに密栓して保管して下さい。
●小児の手の届かないところに保管して下さい。
●他の容器に入れ替えないで下さい。(誤用の原因になったり、品質が変わることがあります。)
●火気に近づけないで下さい。(火気その他着火源(静電気を含む。)から離して保管して下さい。)

【応急処置 】

●初期火災の場合には、大量の水または消火器で消化して下さい。
●万一、目その他の粘膜等に触れた場合は、大量の水で洗い流し、飲み込んだ場合は、水を飲ませて吐かせる等の処置をして医師の手当てを受けて下さい。

エタノール-おススメの画材

無水エタノールP 500ml

内容量:500ml
サイズ:直径70mm、高さ190mm
エタノール(エチルアルコール)を99.5%以上含む殺菌消毒剤です。

注意:無水エタノールは基本的にデッサンを描くための商品ではないため、扱い方には注意が必要です。販売元で扱い方や注意事項を確認の上、自己責任でご利用ください。

デッサンの道具-目次