デッサンと言う礎 デッサンと言う礎

クロッキー初心者のための参考書

クロッキーを行うための参考書の紹介です。人物クロッキーや人物デッサンの向上には描き方だけでなく、人体解剖学の知識も必要になります。

人物クロッキーの基本 早描き10分・5分・2分・1分

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項目 感想
道具の使い方 クロッキーに使われる基本的な道具を写真つきで紹介し、とても分かりやすく解説されています。独自に開発した道具の使用方法を紹介しています。
人体解剖学 人体の骨格と筋肉の捉え方についての基本を解説しています。
陰影表現 人物クロッキーにとどまらず人物デッサンへ発展できる陰影の表現についてしっかり解説しています。
質感表現 人物クロッキーによって得られる描写の要素から、さまざまな質感描写へ発展できる工夫がされています。
参考作品を多く掲載されていて、その解説は参考になります。

この人物クロッキーの制作のための参考書は東京芸大出身の画家3人によって書かれていて、クロッキー制作のプロセスは一流です。1分、2分、5分、10分とそれぞれの時間で、各画家が自己のクロッキー制作のプロセスを解説していて、無駄のない参考書です。

目次
デッサンは、コピーではない!デッサンするとき、画家の頭の中では…4つのことがぐるぐる繰り返されています
第1章 さあ、クロッキーを始めましょう―裸婦・着衣を10分、5分、2分、1分で描く基本(ひと言で表すと、クロッキーとは ズバリッ!クロッキーとは ほか)
第2章 人体をとらえて描く13のポイント―人体をとらえる8つのポイント+描くべき部位の5つのポイント(人体をとらえる8つのポイント 描くべき部位の5つのポイント ほか)
第3章 三人三様のクロッキー制作現場より(広田稔が描くクロッキーの「技」 上田耕造が描くクロッキーの「術」 ほか)
第4章 クロッキーで作品づくり(カラークロッキーの基本―明るい部分に固有色、陰の部分は自由色 広田稔が描くカラークロッキー ほか)

スカルプターのための美術解剖学

スカルプターのための美術解剖学

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今までになかった人体解剖学の本です。豊富な図解は、人体の3Dイメージをつかみやすく工夫されています。これまでの解剖学の本は文字による解説が多く、イメージがつかみにくい面がありましたが、この参考書は違います。特に美術で使用する解剖学としては、完成度の高いものとなっています。スカルプターとは彫刻家のことですが、3Dである彫刻制作を念頭に作成されていることが分かります。

目次
全身&胴体(人体の骨格
胴体の重要なランドマーク
男女の骨格の主な違い ほか)
頭部&首(主要な頭蓋骨
頭部の主要な筋肉
主要な頸筋 ほか)
上肢(手と手首の筋肉
手と手首の骨
上肢の主要な筋肉 ほか)
下肢(下肢の骨
足の骨
下肢の筋肉 ほか)

シートン動物解剖図

シートン動物解剖図

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この本を読み終えて
美術のための動物解剖学としては定番化している参考書です。骨格や筋肉に関する図面は基本的な個所が抑えられている印象です。160ページの中に60ページほど解剖図などの図面が掲載されています。また多くの動物に関する骨格と筋肉の知識を文面により得ることができます。動物解剖学の入り口としては最適な一冊です。

目次
総論
体毛
皮膚のひだ
神経
唾液腺およびリンパ節
静脈
筋膜、靱帯および腱
骨格
イヌの筋肉
イヌの大きさと体型〔ほか〕

自分に合ったクロッキー会をみつける

クロッキー会は、ファイン系の着衣モデルやヌードモデルだけでなく、ファッション系やイラスト系などのモデルさんが増えてきています。長く続けられるクロッキー会や教室をみつけてみてください。

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デッサンの描き方と基礎技法-目次

デッサンの画材と道具を学ぶ