デッサンと言う礎 | デッサンの描き方と基礎技法 デッサンと言う礎 | デッサンの描き方と基礎技法

陰影が理解できる白いモチーフ

光によって生じる陰影を理解するためには白いモチーフを描いていきます。白いモチーフには石膏像などがありますが、画用紙や布を利用してもよいでしょう。

光によって生まれる陰影を理解する

前のページで学んだようにモチーフの形を描けるようになったら、モチーフにあたる光によって生まれる陰影を描いていきましょう。

対象の陰影の変化を理解するために白いモチーフを用意しましょう。

白いモチーフでもっともポピュラーなのが石膏像です。

白い石膏像は光沢がなく、光を透過することがないので、陰影の変化を学ぶためにデッサンではよく使われるモチーフです。

しかし、意外と石膏でできたモチーフは高価なうえ、保管が大変なので、白い画用紙や布などで代用してもよいと思います。

光を意識して球体を描く

光がモチーフにあたり生じる陰影を理解するには、白い球体のデッサンを行うのが良い方法です。

球体の陰影の変化を理解するために、一つの方向から光があたるようにしてください。

ボールのような球体がなければ、白い卵を利用してもよいでしょう。

下記の参考ページでは球体に光が当たっとときの陰影の変化を詳しく解説しているので一読ください。

参考ページ

『影の描き方』

白い卵を描く

白い卵(デッサンのモチーフ)
白い卵(デッサンのモチーフ)

白い卵に一つの方向の光を当てて光と陰影を観察してみましょう。

『デッサンと陰影』にあるような光と陰影の変化を認めることができると思います。

卵は小さなモチーフなので、陰影を理解して、表現できるまでデッサンの練習をするとよいと思います。

球体を描くコツのひとつは、大きな形態の変わり目と感じられる稜線と球体の手前と奥を意識しながら陰影を描き分けることです。

慣れてくれば30分くらいで思うようなデッサンが描けるようになるでしょう。

石膏デッサンを描く

石膏像アグリッパ面取り(デッサンのモチーフ)
石膏像アグリッパ面取り(デッサンのモチーフ)

石膏像メディチ(デッサンのモチーフ)
石膏像メディチ(デッサンのモチーフ)

白いモチーフとして絵画教室などで利用されているのが石膏像です。

石膏像は白いだけでなく、大型の美術品なので、デッサンを描くための技量が養われ、デッサンの能力を高めることが期待できます。

石膏像を描くなら、石膏像のある絵画教室などで指導してもらうことをおススメします。

簡単な練習なら、メディチなどの小さめの胸像を購入して描いても良いかもしれません。

参考ページ

『石膏デッサンを描く理由 』

『鉛筆デッサン-石膏像』

立体にした画用紙を描く

光による陰影の変化を観察できるモチーフは石膏像以外では布や紙などがあります。

布を配置したり、紙でモチーフを組み立ててデッサン描くのは、石膏像を描くよりも手軽なのでおススメです。

立体にした画用紙(デッサンのモチーフ)
立体にした画用紙(デッサンのモチーフ)

上の画像にある造形は画用紙をカッターで切って立体的に折り曲げてつくりました。

切断したのはB4サイズくらいの画用紙1枚です。

このような紙の造形を作るときは自分なりのテーマを決めて制作すると良いものができます。

そのテーマはデッサンにも引き継がれるので、一連の創作は充実したものになります。

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