透視図法が理解できる幾何形体のモチーフ
デッサン初心者は、はじめに形態を正確に描くためのモチーフである幾何学的な立体(幾何形体)を描くことをおススメします。
デッサン初心者は透視図法で幾何形体を描こう
デッサン初心者は、透視図法で対象の形を描く訓練をすることが重要です。
この訓練では幾何形体と呼ばれる立体を描いていきます。
透視図法で幾何形体を描くことで、3次元の空間的な広がりを理解することができます。
描くべき幾何形体はさまざまにありますが、はじめは直方体や立方体から描くようにします。
その後、じょじょに難しい形態を学んでいきますが、設計図のような図法を理解することとは違うので用意した幾何形体のモチーフと気楽に向き合って描いていきましょう。
直方体・立方体
はじめに直方体や立方体を描くことで透視図法を学び、正確に形を写し取る訓練をすることをおススメします。
ティッシュペーパーの箱などのように、周囲には多くの直方体や立方体があると思うので、それらを利用するとよいと思います。
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円柱
直方体と立方体のモチーフを描くことができるようになったら、つぎに円柱が描けるように訓練しましょう。
このようなデッサンは、表現というよりも訓練に近いので、割り切って描き方を習得してください。
円柱が描ければ、ほとんどの幾何形体の形を描くことができるようになるので、円柱は必ず描けるようにしてください。
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四角錐・円錐
四角錐は直方体の中心点、円錐は円柱の中心点を理解できれば描けるようになるので簡単です。
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球体
球体はなだらかな面なので輪郭線を描いただけでは立体には感じられません。
陰影を描くことで球体のふくらみを表現することができますが、ここでは線を暫定的に描くことで球体がふくらんで見えることを理解してほしいと思います。
例えばテニスボールにある溝と同じような線を円の中に引くことで、ふくらみのある球体に見えてきます。
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おススメの幾何形体
木製 幾何形体
ひとつひとつのブロックは小さいですが、幾何形体の特徴が理解できるのでデッサンに役立つと思います。
白色 幾何形体
サイズは小さいですが、白色の幾何形体は光の変化を理解するのに役立ちます。
石膏製 幾何形体
石膏製の幾何形体は絵画教室にモチーフとして設置されているものです。
木製と比較するとかなり重量があるので購入するときは慎重に選びましょう。
2022年3月21日執筆公開